フグ科

クサフグ
沿岸に生息し、しばしば河川にも侵入する。緑色の背中に、白斑が散在し、胸ビレ後方と背ビレ基部に大きな黒斑がある。夏から秋には海岸で幼魚が見られる。

コモンフグ
茶褐色ショウサイフグやマフグに似るが、本種の背中には、特徴的な虫食い模様(水を弾いたような模様にも見える)が散在する。腹部は白色で、1本の黄色い横縞がある。富山湾では夏から秋にかけて港や藻場などで普通に見られるが、表層水温の下がる冬になると浅場から姿が消え、沖合いの定置網で捕獲されるようになる。

ショウサイフグ
背中には白地に茶褐色の網目模様や斑点が散在し、胸ビレ付近に大きな斑紋がある。腹部は白色で、1本の黄色い縦縞がある。尻ビレは白い。

ヒガンフグ
体表は細かいイボ状突起に覆われ、背中は黒斑が多数散在する。富山湾の表層水温が下がる冬や春でも、藻場や港内において観察できる数少ない魚のひとつ。