カジカ科

アイナメ
クジメに似るが、アイナメのほうが深場に多い。普段の体色は、茶色や黒色だが、冬の産卵期になると、オスは鮮やかな黄色に変化する。メスが産卵すると、オスはその卵を守る。刺身が美味しいが、身にアニサキスが寄生していることがあるので注意。

アサヒアナハゼ
海岸付近の藻場でよく見られる。アナハゼに似るが、吻が尖らず、本種の腹部と下顎の裏には、斑紋が並ぶ。側線上の皮弁は2-3つと少ない

アナハゼ
全長12cm。浅い岩礁地の藻場で見られる。肉食性で小魚などを大きな口で捕食する。海岸付近の藻場や岩場などで1年中見られる。体の模様がはっきりしたもの、茶色一色のもの、青っぽいものと色彩変異に富む。典型的な肉食魚で、チャガラなどの小魚を追いかける姿をしばしば見かける。名前に「ハゼ」と付くが、ハゼではなくカジカの仲間。鱗がなく、体表は滑らかで、腹ビレも吸盤状に変化していない。

キヌカジカ
浅い岩礁域などでよく見られる。吻は尖らず、丸い。防波堤の壁際でタモ網を構えてガサガサすると、すぐ獲れる。

ニジカジカ
全長30cm。やや深場に生息するが、冬には産卵のために浅海にやってくる。各ヒレにオレンジ色の縞模様がある。