海洋教育事例
体験
スノーケリング
目的
スノーケルやマスク(水中メガネ)などをつけて海に入り、自然な海中の様子や生き物の姿を観察することで、自然な海を体感できます。
特徴・効果
海中の様子や生物の自然な姿をじっくりと観察できることから、海や生物に対する親しみや興味を持つきっかけになります。特に泳ぎながらいろいろな生物を探すのは、とても楽しいことです。陸上と水中の様子が違うこともわかります。さらに、水中撮影ができると楽しみは倍増しますし、記録としても重要です。
方法
1.場所と季節
場所は水深が浅く、波の静かな磯場が、観察できる生物が多いのでいいでしょう。季節は、波が穏やかな夏を中心に、春から秋(5~10月)がいいでしょう。雨や風の後は濁りが入ることもあるので、気象情報や現地状況の確認が重要です。
2.スノーケリングの基礎に関するレクチャー
スノーケリングの注意事項を説明します。スノーケルやマスク、フィンの使い方は、水に入る前に練習が必要です。プールなどの練習ができる施設がある場合、一度練習をしてから行うと良いでしょう。特にスノーケルの使い方や、マスクの曇り止め、フィンを使った泳ぎ方などは、必ず教えてから始めましょう。
2.スノーケリングの実施
範囲と時間を決めて、実施します。観察指導員と安全監視員は、分けて配置します。水面に浮きながら、観察するといいでしょう。観察した生物や感想などは、忘れないうちに記録しましょう。
(必要となる機材)
シュノーケル、マスク、フィン、手袋、マリンシューズ
(あると便利な道具)
ウェットスーツ:身を守ることと、保温のために有効で、浮力があるので安全性が増します。海水温がまだ低い春や秋などに実施する場合や、磯場などの海中に岩があるような場所では必須です。
ライフジャケット:夏に水着で行うときは、ライフジャケットを着用しておくと浮力があり、安全で楽ちんです。
水中カメラ:最近は水中で使えるコンパクトカメラが比較的安価であります。あれば、記念や記録用に重宝します。
お絵かきボード:書いて消せる、磁石式の品は、水中でもメモとして使えます。
図鑑:魚類のほかに、貝類・甲殻類・棘皮動物などの無脊椎動物のハンドブック式図鑑が市販されています。
応用事例
”スキンダイビング”
スノーケリングでは海面だけですが、少し潜ることで、より身近に海の世界を堪能することができます。
”スクーバダイビング”
専用の潜水機材やライセンスが必要ですが、よりディープな海の世界を楽しめます。ダイビングショップでは、有料ですがライセンスのいらない体験ダイビングも行っています。
海洋教育事例
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