海洋教育事例
制作
海藻アート
目的
海岸に打ちあがっている海藻を使って、オリジナルの海藻アートを制作することで、楽しみながら海藻に詳しくなります。
特徴・効果
海藻には、緑藻から褐藻、紅藻類と様々な種類があり、海の多くの生物にとって住処や餌となっています。海藻アートを作りながら、多種多様な海藻の名前や特徴などを調べて学習することで、生物多様性に関して考えることもできます。また、いろいろな形、色、質感の海藻を使ったアートは、想像力を向上し、作品としても喜ばれます。
方法
1.海藻の採集
海岸で採集した海藻を、新聞紙やビニールシート等の上に広げ、ごみを取り除きながら、大まかな種類ごとに分ける。
2.海藻の処理
真水を張ったバットや洗面器に海藻を入れ、塩抜きする。(薄い紅藻類で5分、肉厚の褐藻類や緑藻類で15分くらい)
3.海藻アート制作
真水を張ったバットにアートに使う海藻を適当な配置に置き、下から台紙(画用紙やケント紙)を入れ、台紙ごとゆっくりと水から引き上げる。この時に、ピンセットなどで海藻の細かい位置や形を整える。
4.水切り・乾燥
斜めに置いた水切り板に台紙を置いて、水を切る。新聞紙の上に台紙を並べ、さらし布をかぶせ、さらに新聞紙をのせ、これを積み重ねる。全体の上下を段ボールなどの厚紙で押さえ、重しをのせて、風通しの良い場所で乾燥させる(扇風機を使っても良い)。
応用事例
”海藻標本づくり”
海藻アートの手法を応用して、海藻の標本を作ります。それぞれの海藻の標本を作って、名前や産地、特徴を記録しておけば、貴重な海藻標本になります。
海洋教育事例
- 屋外で
- 観察
- 調査
- 体験
- 屋内で
- 体験
- 制作