海洋生物多様性保全関係機関ネットワーク

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海洋教育事例

体験
塩づくり

目的

 古来、日本の塩は海水から作られてきました。時代を経るごとにその技術は発達してきましたが、当初は単に海水を煮詰めて作られてきました。人と海の深い関係について学ぶほか、塩づくりを通じて地域の文化や伝統についても学習します。

特徴・効果

 その地域で受け継がれてきた塩づくりを再現することで、海洋教育だけではなく地域の文化なども合わせて学習できます。時間がかかりますが、塩づくりを通じて「ものづくり」の苦労を体験することができます。

方法

1.製塩土器を用いた塩づくり

 濃縮した海水「かん水」を土器でまきを燃やして煮詰める、昔ながらの塩づくりを体験します。塩が出来上がるまで時間がかかってしまうのが欠点ですが、古代の塩づくりの苦労がわかります。

2.藻塩づくり

 藻塩とは海藻を使って作った塩です。乾燥させた海藻(ホンダワラなど)を煮詰めた海水に浸し、海藻の成分を抽出したかん水を作ったのち、さらに煮詰めて塩を作ります。

3.にがりの処理

 

応用事例

”新巻鮭づくり”

 塩づくりと合わせて、作った塩を使った新巻鮭づくりを行ってみてはいかがでしょうか。地域文化・伝統の学習と合わせて、食育も実施できます。

海岸漂着物(海洋ごみ)調査 スノーケリング